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寝たきりと廃用症候群の予防☆
精神も身体でも頻繁に適切に使わなければ機能が衰えてきます。
これは皆さま認識しておられることと思います。
しかしその機能が衰える程度は、想像しているより、はるかに著しいことには本当に驚かされます。
そして様々な症状を引き起こすようになり、これらを廃用症候群といいます。
生活不活性病=廃用症候群は、運動が可能なのに運動機能を使わずにいると起こりやすく、意欲の低下を引き起こし、
さらなる運動機能低下が起こるという悪循環を招いてしまいます。
「寝たきりの状態」
例えば、脳卒中で右側だけの麻痺でありながらリハビリ等が全く行わない状態を続けると、麻痺側だけでなく、健側と両側共に股関節、膝関節の屈曲拘縮と廃用性筋委縮が起こってきます。
4-5年ほどで、曲がった膝を伸ばそうとすると痛みがひどくなり、立つことも、歩くことも出来なくなってしまうのです。
その他、廃用性骨萎縮 、皮膚の短縮、
筋ポンプ作用不良のため、静脈還流が悪くなり、静脈血栓も起こりやすくなってしまうのです。
廃用症候群の予防と改善のために、
訪問鍼灸、機能訓練など
早期に始めて、継続することが重要になります!
訪問鍼灸治療では、
血流の改善や拘縮の緩和、関節の可動域を広げる運動等を行います。
筋肉がついていない方には、抵抗運動といった筋力増強の訓練も合わせて行っております。
週に2~3回継続して頂くことで、個人差がございますが、
半年~1年ほどで、マッサージや関節運動の成果で症状の緩和を実感して頂くことが多いです。
患者さまと一緒に寄り添いながら、 心の込めて愛護的な施術を心がけて参ります。
患者さまと楽しい時間を過ごして頂けるよう努めております。
是非、ご一緒に頑張らせてください!
鍼灸治療 + 機能訓練 の相乗効果☆
鍼灸の専門学校では東洋医学だけではなく、西洋医学的な知見も学びます。
両方の視点から患者様の状態や症状に合わせた質の高い施術を行えるように日々努めて参ります!
訪問鍼灸ぱちゅりの施術では、患者さんの状態や症状に合わせて、揉み解し、ストレッチ療法、関節可動域訓練、抵抗運動などの運動療法を行います。
運動療法はベッドの上で行えるものを主に行いますので自宅のお部屋で安心して受けて頂けます^^
鍼灸施術は、痛みを鎮めるはたらき以外にも脳活動やホルモン分泌や自律神経系、免疫など、人体の様々な生理メカニズムに作用し、機能を調節することが分かっています。
鍼灸 + 運動療法 と併用することで効果をさらに高めることができます。
機能訓練指導員の講習会を受講してとても勉強になりました。
受講して終わりではなく、始まりです。
これからも学びは続きます。
日々の訪問鍼灸のご利用者さまのお役に立てれるよう頑張ります^^